技術、思い馳せて。

~遡ること数日前~
ここは東京本社。
私はいつものように出社し、いつものデスクに座り、いつものPCを起動する。
そんなある日、様々なモノを整理している、本社の方の姿。
(皆頑張ってるなぁ)と思いつつ、私も自身の仕事に取り組んでいました。
ふと後ろを振り返ると、なんとも古めかしいモノが目に留まりました。
それは、指の長さほどにカットされ、並べられた様々な電線たち。
かつて、弊社の営業の際に使われていたという、数十年前の電線サンプルだったのです。
あるものは撚り、またあるものは編み込まれて。
繊細でしなやかながらも整然とした、渋く力強い輝き……。
――――感動。
古くからの製品。その一部が今も残っていると思うと、胸が高鳴りました。
70年以上、連綿と紡がれた弊社の技術。その一部を垣間見たひと時でした。
~現在~
ここは東京本社。
私はいつものように出社し、いつものデスクに座り、いつものPCを起動する。
私は先日見た電線サンプルが気になってしまい、それらを記事に起こそうと思ったのです。
その件について相談したところ。
「これ(以前のサンプル)は写せないけど、その代わりに……」

おおー!
こちらは、2025年現在、弊社の営業に使われている電線サンプルです。
種類は大幅に増え、撚線や平編、太さやバリエーションも様々並んでいます。
以前のサンプル当時には無かった種類の製品も、顔を見せておりました。
現行のモノを見ると、昔ながらを大事に受け継ぎ、さらに進化していることを実感させられます。
これらが、自動車や電車・航空機、はたまた電力事業など、身近なところに利用されているのですね。
私が目にしたのは、当時のホコリ(誇り)が詰まった技術の粋。
そこから一つの歴史に思い馳せて。そのような気持ちを胸にしまって。
(今日も一日張り切っていこう!)
※現行の製品につきましては、事業案内ページも是非ご覧ください!
著:HP更新担当・高橋